【吹奏楽学生百合】ハロー、メランコリック!感想
三回目となりました百合日記!
今回は大沢やよい先生の最新作「ハロー、メランコリック!」の感想を......!実は私同作者さんの「2DK、筆ペン、目覚まし時計。」滅茶苦茶大好きで特に葵さんが最高に好きなキャラクターです!!
葵さんの髪形真似しましたし、センスも勝手に想像してファッションの参考にしましたし、なんならルー子さんの真似もして石鹸も買い、自己啓発本も買いました。最近では「ハロー、メランコリック!」に出てきた缶コーヒー真似して買いましたね!(ただのヤバい人)
※ここからネタバレ含みます
改めましてハローメランコリックの感想ですが、まず主人公を見て大沢やよい先生の初期の頃の作風を思い出させるなと......(某ブラックヤギーさん)
吹奏楽という要素は屋上ぴかぴかロマンスの二人を思い出させますね。あのお話今でも好きです!
ブラックヤギーもおくぴかも大好きな私からすれば天国か?神か?と言わされんばかりの「ハロー、メランコリック」ですが、更にここにもう一要素!
2DK、Gペン、目覚まし時計。でちらっと登場したしおりさんのような性格の人がいるじゃないですか!!
「しおりさんばりかわいかっ!!!!」
と密かにファンだった私はしおりさんが本編で出てきたらこんな感じだったのかなと思いながらも読ませて頂きました。
ハロー、メランコリックは主人公〈浅野 湊〉が先輩である〈須川響生〉にストーカーされるところから始まります。
このストーカーされるというか湊が響生にストーカーされながら永遠に見つめられ続ける描写が、既に面白くて心捕まれました。大好き。大沢先生味がふんだんに出てました。
湊はひたすら前向きな響生に高校で吹奏楽部を作るために部員になってほしいの誘われますが、ひたすら後ろ向きな湊はそれを断ります。
しかし響生はまるで湊のネガティブを吹き飛ばすかのように、湊に部員募集のチラシを渡してその場を嵐のように走り去ります。
この響生の押せ押せキャラ。大好きです......
そしてなんだかんだ吹奏楽部の部室に来てしまう湊。そこでは既に決まった他の部員が二人いました。
一人はどうみてもコンビニの前でタバコ吸ってそうなヤンキー女子。
もう一人はふわふわなお姉さん系の女の子。
二人とも.....というか湊も響生もキャラデザ最高です......ヤンキー女子もふわふわお姉さんも今まででなかったような女の子なので、この先どういうバックボーンや展開が待っているのか今から楽しみで仕方ありません!!
......これ以上展開を書くと結構なネタバレみたいになってしまい、それは避けたいのでこの後の展開を書くのは控えさせて頂きますが、二話まで読んだ時点での総合的な感想としましては、先程言ったとおりキャラクターが皆魅力的ですし、ストーリーも面白いです。
特に湊の心情は今まで人間関係でネガティブな要素が多かった人には共感が多いと思います。二話なんて湊の心情が分かりすぎて辛かったです。
いま現在のところ湊は中学校時代のトラウマを引きずったまま前を向けていない状況ですが、一話で少し前を向けたように少しずつでも前を向いて歩けるようになっていくんだと思います。
二話で響生が言っている通り自分の意見はちゃんと言葉にしないと伝わりません。そんな当たり前のことを分かっていてもできないのがいわゆるコミュ障なんて言われてしまうんですけど、周りの人次第で絶対に変われると思います。
そういう意味で湊には響生という前に少し強引にでも引っ張ってくれるという存在ができたので、吹奏楽を通して楽器を通して一話のように楽しいこと、二話のように苦しいこと。様々なことを感じて前に進んでいくと思いますし、一読者としてそうなることを応援しています。
最初にも書きましたが同作者さんの「屋上ピカピカロマンス」でも『恋心メトロノーム』が大好きだったので、また大沢やよい先生の吹奏楽部のお話が見られるのは本当嬉しいです!!!
しかしこのままだと「おくぴか」の感想も勢いで言ってしまいそうなので、今回はここまでにさせて頂きます。
P.S. 一ヶ月ほど前に書いた記事なので三話の感想抜けていて本当申し訳ないです......また後日書かせて頂きます......本当に申し訳ありません……
次回の感想は再田 ニカ先生の『Cirque Arachneーサーク・アラクニー』です!
それでは!